衆院選の開票立会人をした経験談

衆院選で過去2回、開票立会人を経験した経験をお話しします。

開票立会人とは

開票立会人とは「各陣営から一名、開票所で作業の立会・表の確認をする」ことです。
これは任意ですので人がいなければ無しでも構いません。が、自治体から報酬が出る(私の場合は1万円ちょっと出た)のでやりたい人もいるかもしれませんね。

開票立会人の流れ-開票日前

立会人になるには立会人として任命され、また、なることを承認したという書類を選挙管理委員会に提出する必要があります。選挙立候補 立会人の書き方サンプル
開票日数日前、立会人に対する説明会があります。ちなみにわたしは2回とも行きませんでした。

開票立会人の流れ-開票当日1

選挙管理委員会に指定された時間までに開票所へ。
持ち物は「ハンコ」(シャチハタ不可)
シャチハタ不可となってますが、説明会に行かなかった私はシャチハタを持って行ってしまいました。他党の爺様が「ばれないからそのまま押印しちゃえ」と優しい言葉を掛けていただきアクシデントはクリアされました。(ハンコレス時代になる前ですので今は違うかもしれません)
記憶があいまいですが、会場に届いた投票箱に鍵がかかっているかどうかを確認するためにぐるっと一周、配置された開票箱の確認をしたかと思います。

開票立会人の流れ-開票当日2

横一列に各陣営が指定されたテーブル席に座ります。比例の担当をしたので小選挙区と違い個性豊かな政党の方もいらっしゃいました。
私の右隣に社民党さん、左隣は幸福実現党さんでした。初めての立ち会人となったわたしは「殺伐としているのかな」と意気込んでましたが、みなさま毎回顔馴染みのようで殺伐とはしていませんでした。幸福実現党の立会人さんから大川隆法さんの本をプレゼントいただきました笑

開票開始-早速のお仕事

開票作業が開始され数十分後、最初のお仕事らしい仕事が。各政党ごとの500枚の票の束が手渡しで回ってきます。それを確認し隣の人へ渡すという作業が延々と続きます。周りの手練の先輩方の動きを見ながらそれに合わせて行いました。一枚一枚確認するようなことはなく、ざっと見てお隣さんに回していきます。場所はだだっ広い体育館でしかも冬でしたので足元がかなり寒かったです。

開票開始-終盤

有効票の束の確認作業の後、無効票の束が流れてきます。小選挙区だと割とここが腕の見せ所だったりします。というのは、選挙では小数点以下の票(按分票)があったりすることがありますが、それは有効票ではない、かと言って無効票でもない票が按分票となり、小数点以下の得票となります。微妙に名前が間違っていたりする票を立会人が「これはうちの票だ」と主張し、それが認められると按分票となります。とはいえ、ほとんどが大喜利状態の票です。

開票開始-最後

最後は票が入った箱に立会人全員のハンコを押印します。ここまでで数時間、しかも夜中ですので結構疲れますし、冬場は寒かったりもします。後日、この日の賃金が自治体より振り込まれます。

最後に

自治体から報酬が出るが、夜が苦手な人にはきついかも。あと、駄々こねる人がいた場合はさらに拘束時間が増すのでご注意を。ただ、1票差で当落が決まる選挙では重要度合いが増します。選挙の種類によっては割と早く終わるでしょう。