選挙管理委員会を敵視しないで
選挙管理委員会は敵じゃない
新人予定候補の方はもちろん、私自身も初めて手伝った選挙にて「選挙管理委員会」というものを必要以上に恐れ、警戒していたこともありました。しかし、実際は恐れることなく頼れる存在だというのは経験を積んでいくとわかります。
選管はどういった組織か
選挙管理委員会は「選挙を円滑に実施する」組織です。選挙に出たいとしている人が選挙に出れるように書類の書き方や公選法の相談にも親身に乗ってくれます。
選管以外の選挙に関わる行政組織
選挙管理委員会以外に密接に関わる組織はなにか?と言いますと、それは警察です。警察組織(捜査2課)は選挙違反等を取り締まる組織であり、選挙告示・公示の約半年前になると、選挙取り締まり本部が発足し、違反に目を光らせます。
選管は板挟みで大変
上記の説明でお分かりいただけるかと思いますが、選挙管理委員会に取り締まりの権限はありません。よく「選管に違反を通報した」などの記述がSNSなどでも散見しますが、もちろんその通報内容を選管は当該候補者陣営へ通告・連絡をしますが、彼らの業務範囲はそこまでです。昨今の過激化した選挙事情により、彼らの心労・ストレスは堪ったもんじゃないと思います。
選管は取り締まり権限ありません。
クレームとか大変そう。
選管とてプロフェッショナルではない
行政組織は癒着などを警戒してか、一つの部署に長く居続けることなく、いろんな部署を経験します。公選法の問合せをしても大抵は即答出来ず、本で調べたりして答えるので折り返しになるパターンが多いです。
AIに頼るのは危険
Googleなどで検索するとAI(エーアイ)がざっくりと情報をまとめて教えてくれる機能も付いてきますが、それが必ずしも正しい情報であるかどうかはわかりません。AIはあくまで補助情報として、頼り切るのはやめましょう。
法律はあくまで解釈
いわゆるグレーゾンと呼ばれるものを選挙管理委員会では教えてくれません。そこは経験やしっかりとした理屈がないと踏み込むべきではないかと思います。