古物商の法律が悪用されて泥棒天国になってる!?
盗難されやすいものに変化が起きている
狙われやすさで有名なのはトヨタのハイエース。ハイエースはヤードにて分解され、部品として海外へ輸出されます。(盗品摘発逃れと関税逃れの2面で分解されていると推測出来ます)車輛系に関わっているのはロシア系や中東系が有名ですね。
昨今、車輛の盗難ばかりか、銅線や鉄などの金属、農家の農機具のトラクター、建築関係の建設機械・建材(ユンボや発電機・インパクト)など、さまざまな物が窃盗被害に遭っています。
盗難されたものはどこへいくのか
ハイエース等の車輛は輸出が大半でしょうが、インパクトや発電機、農機具などは国内のヤフーオークションやリサイクルショップなどで堂々と売られています。中古の物を扱うには、各都道府県の公安委員会に許可を得ている「古物商」であり、古物商には「古物営業法」という法律が存在します。しかしながら、昨今ではその「古物営業法」が悪用されているケースが存在しているのではないでしょうか?実際に盗品がヤフーオークションにて発見された事例が下記になります。
盗難被害品が返ってきた
上記の事例は神奈川県で実際に有った事例です。建機リース屋さんが、盗まれた品をヤフーオークションにて発見し、警察とともに古物商から取り返しました。(実際は警察が動いてくれる迄に相当苦労されたみたいですが、割愛します)
泥棒に有利な法律
現在の機種は盗難防止の観点から対応は進んでおり、GPSなどを埋め込む事で盗難対策がされてます。また、セキュリティ意識も高まり、経費に余裕がある会社や自営業者などは防犯カメラなどを導入してます。
しかしながら、法律はどうでしょうか?事例でもお解りの通り、盗品が見つかっても、もし古物商と窃盗犯がグルだった場合、犯人逮捕迄は至りません。これでは盗人にやさしい法律です。また、近年では電線や銅線などの金属窃盗も多発しておりますが、金属くず商も同様に本人確認等をせずに買取っていることが一因と考えられます。
古物商も金属商も公安委員会が許可をしています。警察の威信の為にも、このような悪質事例を一掃すべきではないでしょうか?
法改正と見回り等で抑止力強化を!
★古物営業法の改正
エンジン付き/電動式も記録義務化へ!
★金属くず商法の改正
空き缶以外は記録義務化へ!
★ヤードへの定期的な訪問・調査
巡回時に顔出し程度でもいいと思います。コミュニケーションで抑止を。
以下に参考となるリンクを置いときます。
盗品買い取り悪質古物商、3年で16店廃業-高いハードル越え大阪府警が徹底捜査「犯罪の連鎖絶つ」
トラクター窃盗グループの実態 日本防犯設備